経皮毒

経皮毒とは?

経皮毒とは、日常使われる製品を通じて、皮膚から有害性のある化学物質が吸収されることです。

経皮吸収された物質は一度体内に吸収されると、排出されにくいことから経口吸収よりも危険といわれています。

経口吸収された化学物質は、肝臓を中心とした器官を経由して約90%が分解、排出されます。

肝臓で分解できずに蓄積する物質もありますが、多くは数日中に排出されます。

しかし、経皮吸収された化学物質は、10日たってもその10%ほどしか排出されず、皮下脂肪や子宮などに蓄積されるといわれています。












経皮毒が含まれる製品とは?

・生理用品

・石鹸

・シャンプー

・リンス

・台所洗剤

・洗濯洗剤

・柔軟剤

・化粧品

・歯磨き粉

・制汗剤

・入浴剤

・ベビー用品

・毛染め剤











経皮毒を引き起こす化学物質とは?


・ラウリル硫酸ナトリウム 

  毛髪の発達障害、視力低下、白内障


・トリエタノールアミン(TEA) 

  発がん性、花粉症、鼻炎、喘息


・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム 

  湿疹


・タール系色素 

  発がん性


・エデト酸塩 

  皮膚粘膜の刺激、喘息、発疹











経皮吸収率の違いとは?


経皮吸収率は場所によって異なります。

腕の吸収率を1とした場合、

足の裏 0.14倍

手の掌 0.83倍

背中 1.7倍

頭部 3.5倍

脇の下 3.7倍

おでこ 6倍

頬 13倍

性器 42倍

というデータがあります。














生理用ナプキンやタンポンの危険性とは?


ほとんどの女性が使用している紙ナプキンですが、使用されている原材料は石油系素材です。

肌にあたる部分は、漂白されたポリエステル、ポリプロピレン、レーヨンなどの不織布が使われています。

また、内部には、漂白された綿状パルプ、高分子吸収材、ポリマーなどの吸収促進剤、消臭目的のデオドラント材、香料など化学物質がふんだんに使われています。

製品を清潔に保つため法的に漂白が義務付けられており、一般の紙ナプキンには塩素系漂白剤が使用されています。

吸収材である高分子ポリマーは皮膚障害をひき起こす有害化学物質といわれています。

今現在、これらの化学物質の私たちの体への安全性は確立されていません。

日常生活での毒素の蓄積は、不妊のリスクを高めるだけでなく、赤ちゃんの発達障害や多動などの脳障害、また湿疹、アトピーやアレルギーの原因になるという専門家もいます。










まとめ

経皮吸収率の高い部分は、最も汚れやすく、皮膚が弱い所です。

この場所を洗浄力の高いもので洗い、皮膚に製品を密着させていると、簡単に外から異物が入りやすくなってしまいます。

特に性器は経皮吸収される危険性が高いため、生理用品やボディーソープなどは特に注意して安全なものを選ぶ必要があると思います。

肌に触れる物は全て無添加や天然の物で使用されてる物に変えることがベストですが、現代社会ではかなり難しいです。

神経質になりすぎて、ストレスになっては困りますが、ある程度気を使うことは大切だと思いますので、参考にしてみてください。